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人はなぜ、つい「言い訳」をしてしまうのか

人はなぜ、つい「言い訳」をしてしまうのか

私たちは失敗したとき、心のどこかでこう思ってしまいます。

「悪いのは自分じゃない」
「環境が悪かっただけだ」
「相手が間違っていたんだ」

これを心理学では自己正当化と呼びます。

これはズルさではありません。
人の心に元から備わっている自分を守る仕組みなのです。

たとえば、テストで悪い点を取ったとき。
「勉強しなかった自分が悪い」と認めるより、
「問題が難しすぎた」と考えたほうが心は楽になりますよね。

脳は、苦しさから逃げるために
自然と納得できる理由を作ってくれるのです。

私たちはみんな、
知らないうちに自分を守りながら生きています。

心は、あとから理由を作っている

実は人の行動は、
「考えてから動く」よりも
「先に動いて、あとから理由を作る」ことが多いと
心理学では言われています。

最近SNSでもよく見かけます。

「ついスマホを開いてしまうのは意志が弱いからじゃない。
通知や色のデザインが脳を刺激するように作られているからだ」

これは行動経済学の考え方です。

人は理性で選んでいるつもりでも、
環境や仕組みに強く動かされています。

怒ってしまったあとに
「相手が悪かったからだ」と理由をつけるのも同じ。

心の奥では
不安・疲れ・悲しみが先に動いていて、
頭があとから説明を作っているのです。

哲学者も昔から言っています。

「人は自分が自由に選んでいると思い込みやすいが、
多くは流れに動かされている」と。

私たちは思っている以上に、
感情と環境の影響を受けて生きています。

ストレスは、言葉と態度ににじみ出る

最近のWEB記事でもよく取り上げられていますが、

「イライラしやすい人ほど、実は我慢をため込んでいる」

という研究結果があります。

小さなストレスを無視し続けると、
ある日突然、怒りや冷たい言葉として出てくるのです。

たとえば

・家では元気なのに職場でピリピリする
・どうでもいいことで人にきつく当たる

これは性格の問題ではなく、
心が限界サインを出しているだけ。

社会学でも
「人は弱音を吐けない環境ほど攻撃的になる」
と言われています。

自己正当化も、
このストレスから生まれやすくなります。

本当は疲れているのに
「相手が悪い」と思うことで心を守っているのです。

言い訳をやめるより、自分を抱きしめよう

自己正当化に気づいたとき、
大切なのは自分を責めないことです。

「また言い訳してるダメだな」
と思う必要はありません。

むしろこう声をかけてください。

「そっか、苦しかったんだね」
「守ろうとしてくれたんだね」

感情を否定せず、
そのまま受け止めることが心を回復させます。

心理学ではこれを
自己受容と呼びます。

自分に優しくなれた人ほど、
自然と成長していくことが分かっています。

無理に強くならなくていい。
無理に前向きにならなくていい。

まずは今の自分を認めること。

そこから人は、
本当に自由に生き始めるのです。

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  • この記事を書いた人

上昇亭徳人(管理者)

職場に馴染めない、パワハラ遭遇→うつ病 、左遷、頑張っているのに低評価→うつ再発、そして退職勧奨を受け退職。サラリーマンであれば絶対体験したくないことをほぼコンプリートさせていただきました。それでも独りひっそりビジネスで再起を図っています。

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