私たちの時間は、誰かのものじゃない
人は誰でも、1日24時間という時間を平等に与えられています。
それは、学校の日も、会社でイヤな上司に気を使う日も、お休みの日も変わりません。
しかし、気づくと「この時間、いったい誰のもの?」と感じてしまうことがあります。
たとえば、断れない呑み会に参加してしまったり、頼まれごとを「しかたない」と引き受けたり。
それらの時間は、文字どおり「自分が使っている」のではなく、他の誰かのために使われてしまっている。
そして本来、あなたに与えられた「時間の所有権」が薄れてしまっているのです。
哲学者たちは「自己所有(self-ownership)」という言葉を使って、「他人からあなたが支配されたり、あなたという存在がただ使われる存在ではなく、自分自身の人生を生きる存在であるべき」という議論もしています。 Cambridge University Press & Assessment+1
つまり、時間もあなたのものであり、あなたがどう使うかを決められるのです。

時間に“使われる人”から、時間を“活かす人”へ
例えば、仏教の考え方で、道元(どうげん)というお坊さんが「有時(うじ・being-time)」という言葉で、「存在=時間である」という考えを示しています。つまり、時間をただ流れるものとして受け入れるのではなく、今この「瞬間」があなたであり、あなたの生き方そのものであるということです。 ウィキペディア
この考えは少し難しいですが、「時間に流される存在」ではなく、「今この時間を生き切る存在」であろう、という呼びかけとして読み取れます。
また、最近の研究では「時間の感覚」がただ扱われるものではなく、“実際に私たちの意識や体験がどう時間を感じているか”という方向にまで踏み込まれています。 arXiv
つまり、あなたが「時間を所有している」という実感を持つことが、ただの言葉ではなく、意識的な変化を生むカギなのです。

自分の時間を取り戻すための3つのステップ
では、「時間の所有権」を取り戻すために、具体的に何ができるでしょうか?
ここでは、学歴もスキルも人脈も「ない」と感じているあなたでもすぐに始められる3つのステップをご紹介します。
- 断る勇気を育てる
「つい引き受けてしまう」「飲み会を断れない」――そんな自分を責めないでください。でも、もし「この時間、私のために使いたい」と感じたら、勇気を出して「ごめんなさい、今回は控えます」と言ってみる。
それは“他人のために犠牲になる自分”から“自分のために生きる自分”へ一歩を踏み出す行為です。 - 自分にとっての優先順位を決める
「私は何をしたいのか?」「この時間をどう使いたいのか?」を静かに問いかけてみましょう。
例えば「休日はスマホでのんびりする時間が最高」「会社の人と関わらない時間が私の癒し」など、自分の心の声を大切に。
その優先順位が見えると、自然と時間の“所有”が意識されます。 - 隙間時間を味方にする
たとえば通勤時間、本を1ページ読むだけ、スマホでスピリチュアルなメッセージを受け取るだけ、ちょっと立ち止まって深呼吸するだけでもOK。
「使われる時間」だった通勤や待ち時間を、「私が活かす時間」に変えるのです。
この3つを習慣にしていくと、時間に流される側から、時間を創造する側へとシフトできます。

あなたの時間、あなたの光
今の時代、確かに大変なことが多いです。古い働き方に縛られ、「学歴もスキルもない」「人脈もない」と感じる方は多いでしょう。
でも大切なのは、「時間の所有権」を思い出すこと。
それは、「私は私の時間を使って生きる」という小さくても確かな宣言です。
あなたは、誰かのための時間を生きるために生まれてきたわけではありません。
あなたがあなた自身に、そして世界に光を照らすために存在しています。
今日から、少しずつ「自分の時間を私のものにする」習慣を始めましょう。