バブル期の教訓を生かす
1980年代の日本はバブル経済の真っ只中にありました。土地価格は天井知らずに上昇し、日経平均株価も高騰しました。しかしそのバブルは崩壊し、多くの人が一瞬にして財産を失いました。
そして現在2023年再び日経平均が30,000円を超えると言う現象が起きていますが、一般市民の生活感覚としては景気が良いとは言いたい状況です。この背景には非正規雇用の増加や所得格差の拡大が進んでいます。
ここで考えて欲しいのが、弱者が勝つための戦略です。大企業が富裕層が狙う分野ではなく、まだ注目されていない新しいバブルを見つけることが成功への鍵となるのです。
バブルの正体を見抜く
1・実質的な失業率を理解しよう
現在日本の公式な失業率は3から4%程度とされています。これは実態を反映しない数字です。なぜなら、派遣社員アルバイトも就業者としてカウントされているからです。しかし実質的な失業率は約20%とも推定されています。これは正社員として安定した職を持たない人々が増加している現実を示しています。つまり多くの人が欲があるとされていても、その収入だけでは生活が立ち行かない状況に置かれているのです。
2・所得格差の現状
厚生労働省の調査によると、2021年時点で所得格差は過去2番目の水準に達しました。特に高齢者の貧困が深刻化しており、若年層も安定した収入を得にくい環境に置かれています。大企業の利益が拡大している一方で、一般庶民の生活は厳しいまま、これは一部の人たちが得をするバブルが生まれている現象ともいえます。
ここで重要なのは、見えないバブルに注目することです。例えば政府が推進する分野や成長産業には新たなチャンスが進んでいます。
3・新たなバブルの兆しを見つける
近年、日本では大規模な住宅開発やインフラ整備が進んでいます。これらのプロジェクトには国からの莫大な資金が投入されています。さらに再生可能エネルギーがデジタルインフラの整備も政府が積極的に進めている分野です。これらの分野には新たなバブルが潜んでいる可能性があります。つまり、弱者が狙うべき分野は、大企業がまだ手を出していない未開拓の市場などです。
引き寄せの法則で、心のバブルを膨らませる
1・ポジティブマインドセットの重要性
お金がないと思えば、その思考が現実となり、お金があると考えれば、チャンスが舞い込んでくる。これが引き寄せの法則です。これはただの精神論ではありません。脳科学の研究で、ポジティブな思考が脳の働きを活性化させ、問題解決能力を高めることが証明されています。
例えば、自分にはチャンスがあると信じて行動すると、周囲の情報を敏感にキャッチできるようになります。さらに、心のバブルを膨らませることが現実の成功を引き寄せる第一歩なのです。
2・仏教の教えと成功の秘訣
仏教では、「心が変われば世界が変わる」と説かれています。つまり外の世界を変えるためには、まず自分の内面を整えることが重要だと言うことです。
例えば毎朝は「今日は良いことが起きる」と心の中で宣言するだけで、脳はその情報を信じ込み、実際にポジティブな出来事を見つけ出そうとします
成功者の多くが、こうしたポジティブな自己暗示を日常生活に取り入れています
3・バブルをつかむための習慣
成功への第一歩は、小さな成功体験を積み重ねることです。例えば日常生活の中で今日はこのタスクを終わらせると決め、その目標達成することで自己効力感を養うことができます。小さな成功体験が積み重なれば自信が芽生え、次第に大きな目標に挑戦できるようになります。これは「お金がない」と思う代わりに、「今、自分にできる事は何か」を問いかける習慣を持つことに他なりません。