ゆる~く幸福な生き方

期限は敵でも味方でもある

期限は敵でも味方でもある

期限をどう捉えるか?

たとえば、コップに水が半分入っていたら、「もう半分しかない」と思うか、「まだ半分もある」と思うかで、心の動きが変わります。これは目に見える「量」の話ですが、実は「期限(時間)」にも同じことが言えます。
あなたが「来年の12月までにこれを実現しよう」と決めたとき、「あと11か月ある!」と感じるのか、「もう11か月しかない」と感じるのか。ここで心の動きが分かれてきます。

新しい研究が示す期限効果

最近の心理学の研究では、期限が近づくと人は行動量を増やす傾向があると分かっています。たとえば、大学生のケースで「試験が近づくと勉強時間を増やす」というデータがあります。 Frontiers+1
この仕組みは「時間が迫るほど、『今やらなきゃ』という思いが強まるから」と考えられます。「時間がまだたくさんある」と思っていると、どうしても先延ばししてしまう。 jstor.org+1
ただし、焦りすぎると逆効果。心理学の実験では、期限あり・期限なしで課題を与えたところ、「パフォーマンス(他人に見せるための目標)」寄りの人は、期限があるとプレッシャーを感じやすくなるという結果も出ています。 ResearchGate
つまり、「期限=行動を起こすスイッチ」になることもあるけれど、「焦り=潜在意識にブレーキ」になることもあるのです。

実例&あなたへの提言

例えばあなたが「独立起業を目指そう」と思ったとします。
A社を辞めるまでに「あと1年ある」と感じると、「その頃から準備を始めよう」とゆったり構えがち。
・一方「あと1年しかない」と感じると、「急がなきゃ!」となって焦りが先に立ち、止まってしまうこともあります。
ここに、「潜在意識」が大きく関わります。焦ったとき、潜在意識はストップボタンを押すこともあるのです。

では、どうすればいいか?

  1. 期限を「まだ○○できる時間がある」と前向きに捉える。
  2. 習慣に落とし込む(例:毎朝10分だけ企画書を書く、SNSで発信をする)
  3. 表に出ていない成果も信じる(水面下で進んでいることを認める)
  4. 焦りそうになったら「大丈夫、私は進んでいる」と自分に言い聞かせる

これらを実践することで、潜在意識はあなたの行動をそっと支えてくれます。焦らず、自分のペースで。

まとめ

期限は魔法のように「行動を生み出す力」です。ただし、その力を「焦り」にしてしまうと、潜在意識は「もういいや」と壁を作ってしまいます。
「時間がある」と思えるうちは、安心して準備し、コツコツと行動を積み重ねましょう。そして「あと少しだ」と感じるときこそ、その進みを自分で祝おう。目に見えていなくても、確かに変化しています。
大切なのは「ゆっくりでもいい、自分のペースで進んでいる」と自分を信じること。あなたの魂が輝く道は、他人のペースではなく、あなた自身のリズムで歩いていくものです。

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  • この記事を書いた人

上昇亭のりんこ(管理者)

職場に馴染めない、パワハラ遭遇→うつ病 、左遷、頑張っているのに低評価→うつ再発、そして退職勧奨を受け退職。サラリーマンであれば絶対体験したくないことをほぼコンプリートさせていただきました。それでも独りひっそりビジネスで再起を図っています。

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