① 成功したい気持ちが、逆効果になることもある
「絶対に成功したい」
「今度こそ失敗したくない」
そんなふうに思ったことはありませんか?
何かに挑戦するとき、成功を願うのは自然なことです。
しかし、その気持ちが強すぎると、かえってうまくいかなくなる場合があります。
なぜでしょうか。
それは、「成功したい」という願いの裏に、「失敗するのが怖い」という気持ちが隠れていることがあるからです。
失敗を恐れるあまり、目の前のことに集中できなくなってしまうのです。

② 「失敗するな」と思うほど失敗する不思議
例えば、ゴルフを想像してみてください。
目の前には大きな池があります。
そこで、
「絶対に池に入れるな!」
「右に曲げるな!」
と自分に言い聞かせます。
ところが、失敗を意識するあまり、体が緊張して、思ったように打てなくなることがあります。
実際、ゴルフのパットを使った心理学の研究でも、避けたい失敗を強く意識させる指示が、動きや結果に悪い影響を与える場合があると報告されています。
もちろん、誰でも必ず失敗するわけではありません。
しかし、人間には「やってはいけない」と考えるほど、そのことが頭から離れなくなる性質があるのです。

③ 人生でも、失敗を恐れるほど苦しくなる
これは仕事や人間関係でも同じです。
例えば、会社で上司に嫌われたくないと思う。
すると、相手の顔色ばかり気になって、自分の意見が言えなくなります。
「仕事で失敗したくない」と思えば、何度も確認しすぎて、かえって仕事が進まなくなることもあります。
「絶対に成功しなければ」と考えると、結果が出ない自分を責めてしまいます。
まだ何も起きていないのに、頭の中では失敗した未来ばかり想像してしまうのです。
これでは、心が疲れてしまいますよね。
では、どうすればいいのでしょうか。
大切なのは、失敗を避けることより、今できることに意識を向けることです。
例えば、
「嫌われたくない」ではなく「自分の考えを丁寧に伝えよう」
「失敗したくない」ではなく「一つずつ確認して進めよう」
「絶対に成功しなければ」ではなく「今日はできることを一つやろう」
こんなふうに考え方を変えてみるのです。

④ 願いは持つ。でも結果に執着しない
夢や目標を持つことは素晴らしいことです。
ただし、願った通りの結果が必ず出るとは限りません。
人生には、自分ではコントロールできないこともあります。
だからこそ、結果を無理に動かそうとするより、今できる行動を大切にしたいものです。
成功するかどうかは、未来のこと。
でも、今日何をするかは、自分で決められます。
願いは持つ。でも、結果を握りしめすぎない。
失敗を恐れる気持ちを少しゆるめて、目の前の一歩に集中する。
その心の余裕が、あなた本来の力を発揮する助けになるのではないでしょうか。
焦らなくて大丈夫です。
未来を心配するより、今日の一歩を大切にしていきましょう。
