① 成功に自分の価値を預けていませんか?
あなたは、何を大切にして仕事や活動をしていますか?
収入でしょうか。
周囲からの評価でしょうか。
それとも、
「すごい人だと思われたい」
「成功者として認められたい」
という気持ちでしょうか。
もちろん、成功を目指すことは悪いことではありません。
ただ、
「安心」
「成功」
「ステイタス」
に自分の価値まで預けてしまうと、人生は少し苦しくなります。
なぜなら、それらは自分だけではコントロールできないからです。
売上が落ちる。
評価されなくなる。
肩書きを失う。
それだけで、
「自分には価値がない」
と感じてしまうことがあります。
だからこそ、自分が戻れる場所を持っておくことが大切なのです。

② 大成功した作家が見失いかけたもの
作家のエリザベス・ギルバートは、
『Eat, Pray, Love』の大ヒットによって、一躍有名になりました。
普通に考えれば、夢を叶えた状態です。
ところが成功が大きくなるほど、
次の作品への期待も大きくなりました。
「前作を超えられるのか」
というプレッシャーもかかります。
批判も増え、
彼女は「もう書くのをやめようか」と悩むほど追い込まれました。
そんなとき、彼女は若い頃の自分を思い出します。
まだ無名だった頃。
出版社から何度も拒絶され、約6年間なかなか作品が世に出なかった時期がありました。
それでも、書くことだけはやめませんでした。
なぜでしょうか。
彼女にとって、
書くことそのものが「ホーム」だったからです。
③ ホームとは、評価がなくても戻りたい場所
この話で大切なのは、
「成功すれば幸せになれる」
ということではありません。
むしろ逆です。
成功する前も。
成功したあとも。
周囲から評価されても。
批判されても。
自分が本当に愛しているものへ戻ること。
そこが「ホーム」なのです。
たとえば文章を書くこと。
絵を描くこと。
誰かを励ますこと。
料理を作ること。
何かを学ぶこと。
誰にも褒められなくても、
お金にならなくても、
なぜかやってしまう。
やっていると、自分に戻れる気がする。
そんなものが、あなたにもあるかもしれません。
それは派手でなくても構いません。
ホームとは、世間から立派だと思われる場所ではなく、
あなたの心が帰りたい場所なのです。

④ 迷ったら「何を愛しているか」に戻る
人生に迷うと、
私たちはすぐに、
「何を捨てるべきか」
「どちらを選ぶべきか」
「どうすれば成功できるか」
と考えます。
でも、その前に一つだけ自分へ問いかけてみてください。
「私は本当は何を愛しているのだろう?」
評価されなくても続けたいこと。
結果が出なくても、なぜか離れられないこと。
時間を忘れてしまうこと。
そこに、あなたのホームが隠れているかもしれません。
人生の風向きは変わります。
肩書きも、収入も、人からの評価も変わります。
でも、自分が本当に大切にしているものを知っていれば、
何度迷子になっても帰ってこられます。
遠くへ答えを探しに行く必要はありません。
あなたが帰る場所は、
もしかすると、ずっとあなたの中にあったのかもしれません。