不安の正体は「情報の味つけ」
多くの人が苦しい・不安な理由の大半(体感8割)は、日本のテレビ・新聞などの“毎日の情報の浴び方”にある、と私は思います。
メディアが悪いと言いたいのではなく、伝え方が「勝ち負け・損得・比較・競争」になりやすいのが問題です。
たとえば同じ出来事でも、
「危ない!」「怒り!」「対立!」の味つけだと、心はすぐに緊張します。
すると人は、落ち着いた判断よりも、恐怖と不安で動くモードに入りやすい。
私はこれを、愛情ではなく欲望が主役になる**“欲望OS”**と呼びます。
怖いニュースを見たあと、なぜか買い物したくなったり、誰かと比べて落ち込んだりする。
心が弱いからじゃなく、脳が「危険だ!」と反応して、目先の安心を探すからです。

研究が示す「ニュース疲れ」のしくみ
ここからは、根拠(エビデンス)です。
- 心理学の分野では、ニュースやSNSなど情報が多すぎる状態がストレスや疲れにつながる、という指摘があります。
- いわゆる“ドゥームスクロール(悪い情報を追い続ける行動)”は、**不安(とくに存在への不安)**と関連する研究が報告されています。
- ネガティブなニュースが生む「先が読めない感じ(不確かさ)」が、不安や苦しさを強める、という議論もあります。
- さらに、日本のニュース環境自体も大きく変化中で、新聞の発行部数が減るなど、情報の受け取り方が揺れている面があります。
つまり、「不安になる人が悪い」のではなく、不安になりやすい情報の食べ方がある、ということです。

混乱期ほど必要なのは“知識の地図”
ここで大事なのは、メディアをゼロにすることではありません。
ポイントは、受け身の情報より、能動的な学びを増やすことです。
おすすめは「学問で未来地図を作る」こと。
哲学=ものの見方の筋トレ。
歴史=人間社会のくり返しパターン。
心理=心がブレる理由の説明書。
AI=これからの働き方の地形図。
世界はAIなどで価値観が変わり、しばらく混乱期が続きます。
だからこそ、毎日のニュースに心を振り回されるより、自分の中に“判断の軸”を作るほうが強い。
具体的にはシンプルでOKです。
- テレビ・新聞・SNSの時間を「少し」減らす
- その分、学びを「少し」増やす(本・動画講義・ノート)
- 学んだことを一行でまとめる(=地図の記号になる)
地図がある人は、嵐でも進めます。地図がない人は、晴れでも迷います。…人生って、わりとそういうものです。

まとめ
あなたが不安なのは、あなたが弱いからではありません。
ただ、毎日浴びている情報が、あなたの心に「怖がる練習」をさせているだけかもしれない。
だから今日からは、恐怖の餌を少し減らして、知識のパンを少し増やしましょう。
混沌の時代は、才能よりも「地図」を持つ人が勝ちます。
あなたの中に静かな光が戻ってきます。大丈夫。学びは、いつだって人生を味方にします。