「心は○○に変わる」—いじめがダメな理由
いじめは絶対にしてはいけません。弱い立場の人をいじめるのも、同じくダメです。
「成績が悪い」「体が小さい」「足が遅い」——それは、人を傷つけていい理由になりません。
いじめる側は、どこかでこう思いがちです。
「その場が終われば、あとで元に戻るでしょ」
でも、現実は違います。
たとえば生卵。ゆで卵にしたら、冷やしても生卵には戻りません。
心も似ています。からかわれて笑ってごまかしても、胸の奥に“しこり”が残ることがあります。
しかも、その傷は長く続きます。だから、冗談では済まないのです。
<チャプター②>「○○に残る」—科学が示す“長く続く影響”
いじめが怖いのは、「その日の悲しさ」で終わらないことです。
世界保健機関(WHO)は、いじめを含む暴力が、思春期の心の健康にとって大きなリスクになると示しています。
米CDCも、いじめは長期的な心の健康に悪い影響と結びつく可能性がある、と説明しています。
さらに、長期の追跡研究では、子どもの頃にいじめに関わった経験(被害・加害・両方)が、成人後の心の問題と関係する可能性が報告されています。
つまり、「やった側も、やられた側も」、人生のどこかで重さを抱えやすい。これが、いじめの残酷さです。

「○○が育つ」—傷が残る仕組みと、守るコツ
なぜ心の傷は残るのでしょう。
人の脳は“危険”を強く覚えるようにできています。だから、恥をかかされた体験や、逃げ場のない怖さは、記憶に深く刻まれやすいのです。
そして厄介なのは、周りがこう言ってしまうこと。
「気にしすぎ」「そのうち忘れるよ」
でも、忘れようとするほど、思い出してしまうこともあります。心は、ゆで卵みたいに“変化”してしまうからです。
じゃあ、どう守ればいい?
ポイントは大きく3つです。
- ひとりで抱えない:信頼できる大人(親・先生・相談窓口)に、短くてもいいから言葉にする
- 場所を変えるのは逃げじゃない:距離を取るのは“自分の心を守る技術”
- あなたの価値を他人に決めさせない:いじめの言葉は「事実」ではなく「相手の未熟さのノイズ」
あなたが弱いんじゃない。悪いのは“傷つけていい”と勘違いする側です。

まとめ
いじめは「小さなノリ」ではありません。心を“元に戻らない形”に変えてしまうことがある。だから絶対にダメです。
そして、あなたが今もし傷ついているなら、覚えていてください。
あなたは、もう十分に頑張っています。
今日できることは、たった一つでいい。自分の心に味方することです。
暗い雲の下でも、光は消えません。雲があるだけ。光は、あなたの中にちゃんとあります。