日本だけが「家で稼ぐのはズルい」と思っている?
「家で静かに仕事したい」と言うと、日本ではまだまだ冷たい視線を浴びることがあります。
「それ、甘えでしょ?」
「ちゃんと会社行きなよ」
そんな言葉、あなたも聞いたことがあるかもしれません。
でもこれは、日本に根づいた“空気”の問題です。
正社員こそ正義、という幻想がまだ根強く残っている国は、実は世界でも珍しいんです。
イギリスのオックスフォード大学の研究(2020年)では、「自由な働き方が幸福度を高める」と報告されています。世界ではすでに“ノマドワーク”が当たり前。日本だけが、少し遅れているだけなのです。
パソコンひとつで、世界を自由に旅する人たち
“Laptop Work”と検索すると、ノートパソコン一台で旅をしながら働く「デジタルノマド」が無数に出てきます。
彼らは、YouTubeを作ったり、ブログを書いたり、SNSで情報を発信しながら収入を得ています。
「そんなの仕事じゃない」と思う人もいるかもしれません。でもそれは、古い価値観かもしれません。
Google元CEOのエリック・シュミットは言いました。
「これからの時代、働くとは“どこで”ではなく“どう貢献するか”だ」
つまり、場所に縛られず、自分の価値を届けることこそが本当の仕事なのです。
「変わり者」と言われても、信じた道を貫く
「そんな働き方、現実逃避じゃない?」
「騙されてるんじゃないの?」
自由な働き方を始めると、そんな言葉を浴びることもあります。時に家族さえも理解してくれない。
でも、だからこそ大事なのは「あなたがどう生きたいか」。
『ブッダの言葉』(紀元前5世紀)にもこんな一節があります。
「他人の意見であなたの道を失ってはいけない。光は、あなたの中にある」
誰かにわかってもらえなくても、あなたが信じた道は、あなただけの宝です。
小さな一歩が、やがて人生を変える
毎日、調子がいいわけじゃない。落ち込む日も、不安になる日もある。
でも、大切なのは「とにかくやってみること」。
ナイキのスローガン「Just Do It」は、アメリカの心理学者ウィリアム・ジェームズの考えに通じます。
「行動が感情をつくる。やるから元気が出るのだ」
小さな一歩でもいいんです。その一歩を重ねた人にだけ、見える景色があります。
自由とは、自分で選ぶ勇気から生まれる
静かな道かもしれません。華やかではないかもしれません。
でも、「自分が決めた道」を歩く人ほど、心は強く、美しく、自由です。