数字より先に「流れ」を見る
スマホ市場の話でよく出るのが、「世界は米・韓・中が中心で、日本メーカーの名前が見えにくい」という現実です。
これを「スマホだけの話」で終わらせると、危険です。なぜなら、本当に怖いのは“1つの商品”ではなく、産業の流れそのものだからです。
そして、その流れがはっきり見える出来事が、つい最近ありました。スマホではなく、テレビの世界でです。

外側の出来事は「サイン」です
ポイントはこうです。
「強い相手が出てきた」だけではありません。
日本企業が、勝ちにくい場所から静かに降りていく――この動きが、次の時代の空気を教えてくれます。
世の中は、気合いよりも構造で動きます。
努力が足りないから負けるのではなく、戦う土俵が変わっただけのことも多いのです。
だから私たちは、“根性の反省会”より先に、地図の読み替えをした方がいいんです。

2026年2月の現実が重い
実例です。2026年2月24日、Financial Timesは、パナソニックが米国と欧州のテレビ事業の「販売・マーケティング・物流」を中国Skyworthへ移すと報じました。開始は2026年4月からです。
これ、ものすごく象徴的です。
「日本の有名ブランドが、海外の前線では“作って売る体力勝負”を中国側の力に頼む」
つまり、主戦場のルールが変わり、勝ち筋も変わっているということです。
提言はシンプルです。
私たち個人も同じで、苦手な土俵で消耗し続けるより、
勝ちやすい場所に移動するのが正解です。
・発信なら、文章/音声/短尺など“自分の得意”に寄せる
・稼ぎ方も、体力勝負より“知恵と継続”の型に寄せる
逃げではなく、戦略的な引っ越しです(人生も引っ越した方が家賃が下がる時があります)。

まとめ
スマホの順位表だけ見て「日本は終わりだ」と落ち込む必要はありません。
大事なのは、世界の流れを見て、自分の立ち位置を変える勇気を持つことです。
時代が荒れても、舵(かじ)は握れます。小さくてもいい。今日、勝ちやすい方向へ1ミリ動けば、未来はちゃんと変わります。