証拠は“未来の自分”を守る盾です
パワハラを受けたとき、まずやってほしいのは記録です。
画像にもある通り、ポイントはこれ。
- 日時(いつ)
- 状況(どこで・誰が・何をした)
- 目撃者の有無(見ていた人はいるか)
なぜなら、記録は「証拠」になるだけでなく、自分の認識のゆがみ(混乱)を防ぐからです。
つらい出来事ほど、人は頭の中が霧みたいになります。そこで役に立つ合言葉が、
**「記憶より記録」**です。

記録のコツは“裁判ドラマ”じゃなく“事実メモ”
記録は、上手い文章じゃなくてOKです。大事なのは事実を短く。
書くテンプレ(そのまま使えます)
- 2026/2/24 10:15 会議室A
- 上司○○が私に「使えない」「辞めろ」と発言(参加者:△△、□□)
- 私は発言後、手が震え、会議後にトイレで吐き気。業務に支障
- その日の業務指示:資料の作り直しを“今日中に”と言われた(根拠なし)
ポイントは、
- 言われた言葉はできるだけそのまま(カギカッコで)
- 誰がいたか(目撃者)
- その後の影響(眠れない、動悸、ミスが増えた等)
をセットにすることです。

具体例でわかる「こう記録する」
ここからは、よくある場面を例にします。
事例1:みんなの前で人格否定
状況:朝礼で上司があなたを名指しで攻撃。
記録例:
- 8:55 朝礼 フロア全体の前
- 上司「お前のせいで遅れてる。脳みそある?」
- 目撃者:部署全員(約18名)
- 私はその後、頭痛。午前の作業速度が落ちた
→ “公開の場”は目撃者が多いので、記録が強くなりやすいです。
事例2:1対1の密室で脅し
状況:会議室に呼ばれて「評価下げるぞ」。
記録例:
- 14:10 会議室B(2人きり)
- 上司「言うこと聞かないなら評価下げる。異動させる」
- 目撃者なし
- 直後にスマホのメモへ入力。帰宅後、詳細を清書
→ 目撃者がいない分、直後に記録が命です(時間が経つほど曖昧になります)。
事例3:LINEやチャットで深夜に圧
状況:「今すぐ返せ」「返さないなら覚悟しろ」
対策:
- スクショを撮る(日時が見える状態で)
- 可能なら別端末にも保存
- 送信者・内容・時間を記録に貼り付ける
→ 文字の証拠は強いです。消される前に確保。

記録したら“次の一手”はこの順で
記録はスタートです。次は守り方を整えます。
- 保存場所を分散(スマホ+クラウド+紙)
- 信頼できる人に共有(家族、友人、社外の相談窓口など)
- 会社の窓口へ相談(人事・コンプラ・産業医)
- 外部相談も使う(労働相談窓口、弁護士の無料相談など)
- 体調が崩れる前に受診(診断書は“体への影響”の証明にも)
ここで大事なことを1つ。
あなたが守るべきは「職場の空気」ではなく、あなたの人生と健康です。
パワハラは、我慢大会じゃありません。耐えた人が偉いゲームでもありません。