公開の場は「言い方」が狭くなる
昔はSNSにポンと書けば届く時代でした。けれど今は、公開の場ほど「言い方」が縛られやすくなっています。
誤解される、切り取られる、炎上する。そうなると発信者は、内容よりも“安全な言い回し”を優先しがちです。
結果として、言いたいことがある人ほど、広場ではなく「部屋」を選ぶようになります。広場で叫ぶより、落ち着いた部屋で小声で話すほうが伝わるからです。
これから増えるのは“クローズド共有”
ここで言うクローズド共有とは、パスワード付きのページ、限定コミュニティ、オンラインサロン、メルマガ、少人数のグループなどです。
理由はシンプルです。限定の場所なら、前提がそろいます。「この話は学びのため」「外に持ち出さない」など、空気を整えやすい。
公開SNSは、知らない人も通りすがりで見ます。見る人の前提がバラバラだから、同じ文章でもケンカになりやすい。だから今後は、“こそこそ共有”が増えると私は予測します。怪しい意味じゃなく、静かに守るための知恵です。

海外と日本の“ルールの差”を知る
同じ言葉でも、国や文化で受け取られ方が違います。海外の基準がそのまま日本に入ってくることもあれば、日本独自の空気で厳しくなることもあります。
「前は言えたのに、今は言いづらい」――この違和感は、あなたが弱いからではありません。ルールが動いているだけです。
だから必要なのは、怒ることよりも“設計”です。どこで、誰に、どんな形で届けるか。言葉の置き場所を工夫する人が残ります。

結論:時代に合わせて準備せよ
これからの発信は、「公開でバズる」一本足だと不安定です。おすすめは次の3つです。
- 自分の“家”を作る(ブログ・メルマガ・限定ページ)
- 信頼の“部屋”を作る(少人数コミュニティ)
- 言い方の“型”を持つ(断定しない、背景を書く、相手を下げない)
大事なのは、声を消すことではありません。声の“通し方”を変えることです。
風が強い日は、旗を立てるより、灯りを守る。あなたの言葉の火種は、守り方さえ知れば、ちゃんと誰かを照らせます。