票より大事な「思考のハンドル」
「選挙に行く/行かない」が大事じゃない、とは言いません。行く人は行けばいいし、行かない人には事情もあります。
ただ、もっと危ないのは——**「世の中は選挙でしか変わらない」**と決めつけて、心のハンドルを政府に丸ごと渡してしまうことです。
支配する側は、昔から同じ手を使います。
不安を大きく見せて、ニュースや空気で焦らせて、「助けてほしいでしょ?」と頼らせる。
すると人は、怒りと失望を行ったり来たりして疲れます。気づけば、人生の中心が“政治の天気予報”になります。
でも本当は、価値を生んでいるのは政治家ではなく、働き、支え合って生きる庶民です。
政府を過大評価せず、自分の暮らしを自分で守る力を取り戻す。必要な時だけ、ゆるく助け合う。これが現実的な強さです。

依存ループの具体例「投票→失望→寝不足」
たとえば、こんな流れに覚えがありませんか?
- 選挙前:「この人なら変えてくれる!」と期待が最大化
- 選挙後:現実はすぐ変わらず、怒りとガッカリが増える
- その後:ニュースを追い続けて心が消耗、生活の工夫が止まる
これ、心の電池がじわじわ削れます。
政治に関心を持つのは悪くないのに、生活の主導権まで渡してしまうと、人生が“他人のスイッチ”で点いたり消えたりします。
逆に、政府に頼り切らない人はこう動きます。
- 収入源を小さく分ける(副業・スキル・小さな商い)
- ご近所・仲間で「困った時だけ助け合う」連絡網を作る
- 物や食の備え、学び直しで「不安の根」を薄くする
この“薄くて強い網”があると、政治の波が荒れても沈みにくいんです。

助け合いは「ぬるい理想」ではなく、現実的な技術
「自立」と聞くと、孤独に耐えるイメージがあるかもしれません。
でもここで言う自立は、一人で全部やるではなく、依存しすぎないことです。
社会には「信頼・規範・ネットワーク」が、人々の協力を増やして社会を良くする、という考え方があります(ソーシャル・キャピタル)。
つまり、助け合いは精神論ではなく、仕組みなんです。
しかも、日本は「政府への信頼が低い傾向」と指摘される研究もあります。
だからこそ、上に期待しすぎるより、足元の関係を整えるほうが回復が早い。
おすすめは、重くない形から。
- 月1回だけ、情報交換する小さな会
- 仕事を紹介し合うグループ
- 子育て・介護・買い物の“助っ人”を頼める関係
- 災害や不調時の「一言だけ投げられる」連絡先
大きな革命じゃなくていい。
小さな網が、あなたの未来の命綱になります。

まとめ「庶民が主役の国は、庶民の足元から始まる」
選挙は、道具のひとつです。
でも、人生の主役を“投票日だけ”にしないでください。
- 政府に依存しすぎる思考は危険
- 価値を生み出しているのは、毎日を回している庶民
- 自立しつつ、必要な時だけ助け合えるネットワークを持つ
- その積み重ねが、結局いちばん世の中を変える
混沌の時代でも、あなたの手の中には小さな火種があります。
仕事、言葉、つながり、学び。
政治のニュースが曇り空でも、あなたの暮らしは、あなたが照らせる。
焦らず、今日できる一歩を。明日のあなたは、ちゃんと強くなります。
(政府が全部やるなら、私たちは全員“観客”ですが…あなたは観客じゃなく、プレイヤーです。)