ゆる~く幸福な生き方

競争社会が私たちを疲れさせる理由

競争社会が私たちを疲れさせる理由

私たちが生きている社会は、気づかないうちに
「比べること」を前提に動いています。

学校ではテストの点数、順位、偏差値。
社会に出れば、売上、評価、昇進、フォロワー数。

心理学では、これを**「社会的比較」**と呼びます。
人は本来、自分の位置を知るために、他人と比べてしまう生き物なのです。

でも問題は、比べる対象が終わらないことです。

SNSを開けば、
「もっと稼いでいる人」
「もっと自由そうな人」
「もっと幸せそうな人」
が、いくらでも目に入ってきます。

行動経済学では、これを
**
「基準点がズレ続ける状態」**と考えます。

昨日の成功は、今日の当たり前。
今日の達成は、明日のノルマ。

ゴールだと思っていた場所が、
いつの間にか「スタートライン」に変わってしまう。

だから、どれだけ頑張っても
「安心」や「満足」にたどり着けないのです。

 

なぜ競争は止まらないのか?

社会学の視点で見ると、
競争は「個人のため」ではなく
仕組みを回すために作られています。

企業は成長を止めると不安になります。
成長を続けるためには、
人を動かし、比べ、競わせる方が都合がいい。

だから
「まだ足りない」
「もっと上を目指せ」
というメッセージが、あちこちから降ってきます。

でも、ここで立ち止まって考えてみてください。

本当にそれは
あなたの人生に必要な競争でしょうか?

競争は、年齢とともに意味が変わる

若い頃の競争は、たしかに経験になります。
失敗し、悔しさを知り、力をつける時期も必要です。

けれど中高年になると話は別です。

体力も、気力も、価値観も変わってきます。
それなのに、若い頃と同じ土俵で
同じルールの競争を続けると、心がすり減ってしまう。

哲学ではこれを
**
「生き方の段階が変わったサイン」**と考えます。

競争から距離を置きたくなるのは、
逃げではなく、成熟なのです。

競争を降りると、見える世界が変わる

競争をやめると、最初は不安になります。
「負け組になるのでは?」
「取り残されるのでは?」

でも不思議なことに、
比べるのをやめると、心は静かになります。

他人より上か下か、ではなく
「自分は何ができるか」
「誰の役に立てるか」
に意識が向くようになる。

これは心理学でいう
内側の基準で生きる状態です。

あなたは貢献型の人かもしれない

もしあなたが
競争に違和感を覚えてきたなら、
それはあなたが弱いからではありません。

むしろ、
人と争うより
人を支える方が向いている
調和型の資質を持っているのかもしれません。

競争社会では、その力は目立ちません。
でも、誰かを助けたとき
「ありがとう」と言われたとき
不思議と心が満たされるなら、それが答えです。

競争をやめても、人生は終わりません。
むしろそこからが、本番です。

あなたの得意なこと、好きなこと、経験。
それを必要としている人は、必ずいます。

焦らなくて大丈夫。
比べなくて大丈夫。

調和の中で生きる人生は、
静かだけれど、とても強いのです。

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  • この記事を書いた人

上昇亭徳人(管理者)

職場に馴染めない、パワハラ遭遇→うつ病 、左遷、頑張っているのに低評価→うつ再発、そして退職勧奨を受け退職。サラリーマンであれば絶対体験したくないことをほぼコンプリートさせていただきました。それでも独りひっそりビジネスで再起を図っています。

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