人生には、こちらの都合などお構いなしに
突然しんどい出来事がやってきます。
仕事の失敗、人間関係のトラブル、
将来への不安。
そんな時、多くの人はこう思います。
「こんなのイヤだ」
「早く元に戻したい」
でも実は、この**“抗う姿勢”そのものが、心を一番疲れさせる**ことがあります。
心理学では、人は「変えられない現実」に強く抵抗すると、
脳が常に緊張状態になり、冷静な判断ができなくなると言われています。
スマホでエラー画面が出ているのに、
ひたすら連打して余計フリーズする感じです。
…あれ、だいたい悪化しますよね。

受け入れる=あきらめる、ではない
ここで大事なのは、
「受け入れる=我慢」ではないということです。
行動経済学では、
「現状を正しく認識できた人ほど、次の一手を選びやすい」
とされています。
たとえばSNSでもよく見かけます。
・転職に失敗した人が
「一度止まって考え直します」と投稿
・燃え尽きた人が
「今は休む時期」と言葉にする
この瞬間、コメント欄には
応援や具体的な情報が集まり始めます。
受け入れた人は、孤立しにくい。
これは社会学でも確認されている事実です。

潜在意識は「落ち着いた人」を助ける
人はパニック状態になると、
潜在意識が「私は無力だ」と学習してしまいます。
逆に、
「今はこういう状況だな」
と一度認めると、脳は
「じゃあ何ができる?」
と問題解決モードに切り替わります。
哲学者ストア派の考え方も、ここに通じます。
変えられないことは受け入れ、
変えられることに力を使う。
シンプルですが、
生きるのが少し楽になる考え方です。

困難を受け止めた人は、前に進める
有名な例として、
J・K・ローリング がいます。
彼女はシングルマザーで、
生活保護を受けながら、
心もお金も限界の状態でした。
それでも彼女は
「今の私にできることは、書くことだけ」
と状況を受け入れ、
カフェで執筆を続けました。
原稿は12社に断られましたが、
それでも止まりませんでした。
もし彼女が
「こんな人生おかしい」と
現実と戦い続けていたら、
物語は生まれなかったかもしれません。
今、しんどいあなたへ
受け入れることは、
負けではありません。
それは
次の一歩を踏み出すための、静かな準備です。
今の世界は確かにおかしい。
でも、あなたがおかしいわけじゃない。
抗うのを少しやめて、
深呼吸して、
「さて、次は何ができる?」と
自分に聞いてみてください。
人生は、
そこからまた動き出します。