新入社員や真面目な人ほど、
「会社の期待に応えなきゃ」
「評価されないと意味がない」
そう思って、一生懸命がんばります。
その姿勢は、とても尊いものです。
でも、少し立ち止まって考えてみてください。
その努力は、自分を大切にしながらできていますか?
心理学では「過剰適応」という言葉があります。
これは、周りに合わせすぎて、自分の気持ちを後回しにしてしまう状態のことです。
SNSでも
「気づいたら会社のために生きていた」
「頑張っても評価されず、心だけが疲れた」
そんな声をよく見かけます。
人は不思議なもので、がんばりすぎると
「もっとやらなきゃ」
と自分を追い込んでしまうのです。

期待に応えられなかったとき、人は自分を責めてしまう
行動経済学では、人は
失敗を過大評価しやすい
ことが知られています。
一度うまくいかないと、
「自分はダメな人間だ」
と、必要以上に落ち込んでしまう。
でも、冷静に考えてみてください。
そもそも、
あなたは誰の期待を生きるために生まれてきたのでしょうか?
哲学者エーリッヒ・フロムは、
「人は“持つこと”より“在ること”を大切にすべきだ」
と語りました。
会社にとって都合のいい存在であることと、
あなたの人生が豊かであることは、
必ずしも一致しません。

会社は、あなたの期待に応えてくれていますか?
ここで少し視点を変えてみましょう。
「自分が会社の期待に応えるべきなら、
会社は自分の期待に応えてくれているのか?」
これは、とても大切な問いです。
・成長したいのに、学ぶ機会がない
・健康を守りたいのに、長時間労働が当たり前
・安心して働きたいのに、将来は不透明
これでは、心がすり減ってしまうのも無理はありません。
日本の法律でも、
会社と社員は対等な関係
だと定められています。
与えるだけの関係は、長く続きません。
どこかで、必ずひずみが生まれます。
他人の期待より、自分の期待を生きる
一番大切なことを、ここに書きます。
あなたは、
誰かの期待通りの人生を演じるために
生まれてきたわけではありません。
どんな働き方をしたいのか
どんな人生を送りたいのか
それを決めるのは、他人ではなくあなた自身です。
会社の期待に応えることと、
自分を犠牲にすることは、同じではありません。
主導権を、少しずつ自分に戻していきましょう。
静かに、自分の心に問いかけてみてください。
「これは、本当に自分が望んでいる生き方だろうか?」
その問いを持てるあなたは、
もう十分に目覚めています。
今は混とんとした時代ですが、
だからこそ、自分の軸を取り戻す人が
静かに、確実に、自由へと向かっています。
あなたの人生は、あなたのものです。
焦らなくて大丈夫。
一歩ずつでいいのです。