静かな肉体労働があなたの体をしんでいる
「パソコンの前に座っているだけなんだから、楽でしょう」と思っていませんか?でも実はそれはとても大きな誤解です。目、肩、腰首、これらの部位はパソコン作業中、ずっと緊張しっぱなしなのです。
例えば、画面を見続けることで、目が疲れ、無意識に肩に力が入ってしまいます。長時間座りっぱなしでいると、腰や首にも大きな負担がかかります。それが毎日続くと、小さな不調が積み重なり、ある日、突然に体が悲鳴を上げることもあるのです。
東京大学の研究(2020年)でも、長く座って仕事をしている人はそうでない人に比べて痛みやストレスを感じやすいことがわかっています。そしてそれが心の不調、つまりうつや不安障害などをきっかけになる場合もあるとされています。
だからこそ、ただ座っているだけと軽く考えていけません。見えないところで、あなたの体と心は頑張りすぎているのです。
人生で1番もったいないこと。それは自分を壊すこと。
「忙しいけど、もう少しだけ頑張ろう」と思ってしまうものです。でもその「もう少し」が実はとても危険です。体を壊してしまってからでは、元に戻すまでの多くの時間とお金、そしてエネルギーが必要になります。
1番大切なのは体を壊す前に気づくことです。もし今、体がダルい・肩が重い・腰が痛い・目がしょぼしょぼする。そんなサインが出ているなら、それは心と体からのSOSで、無理をしてしまうと取り返しがつかなくなることもあります。
人生の時間を限られています。その大切な時間を体調不良はや心の病気の回復につかってしまうのは本当にもったいないことです。だからこそ、今ここで立ち止まり、自分をいたわることに目を向けてください。
自己啓発、サッカーのスティーブン・R・コビーさんは言いました。「最も重要な投資は自分自身を整えること」、これは努力よりも自分を大切にすることの方が長い目で見て、良い経験につながるという教えです。
ゆるく・しっかり・自分のペースが成功のカギ
私たちはよく「頑張る事は美徳」と思いがちですが、それがいつも正しいと限りません。頑張りすぎて壊れてしまって意味がないのです。
「ゆるく・しっかり・自分のペース」この言葉には大きな力があります。これは自分のスタイルで無理せず、でも確実に進んでいくことを意味します。焦らなくても良い、止まってしまっても良い、大切なのは諦めずにまた歩き出すことです。
例えば、人気YouTubeで経営者のマコナリんも以前は1日15時間も働いておられたそうです。しかしその結果、体を壊したとのことです。でも、今では1日3時間の集中した仕事がベストな方法だと気づき、心と体が整ったとおっしゃられてます。
これはがむしゃらに働くよりも、集中とリズムを大切にすることで、より良い結果が得られるということを教えてくれています。つまり、働く時間よりもどう働くかが大切なのです。
心の疲れにも気づいてあげて
体の不調は気づきやすいけれど、心の疲れは見えにくいものです。でもパソコンの前で長時間作業を続けることは、確実に心も体にも負担をかけています。無意識のうちに、気持ちが重くなったり、イライラしたり、何もしたくなくなったりするのは、心が「疲れているよ」と教えてくれているサインかもしれません
そんなときは「よく頑張ったね」と自分に声をかけてあげてください。そして、深呼吸をしたり、好きな音楽を聴いたり、外の空気を吸ってリフレッシュしてみてください
人は、心と体のバランスが整ってこそ、本当の力を発揮できます。だからこそ、自分の心の声に耳を傾け、「疲れた」と思ったら素直に休むことが、次の元気につながっていくのです