ゆる~く幸福な生き方

「悪い出来事」は、あなたの願いを叶える“回り道のサイン”です

「悪い出来事」は、あなたの願いを叶える回り道のサインです

願望を叶えようと一歩踏み出したのに、なぜか予想外のトラブルが起こる。
仕事が止まったり、人間関係でつまずいたり
思わず「え、引き寄せどこ行った?」と空に向かってツッコミたくなる瞬間ってありますよね。

でも、心理学や哲学の視点から見ると、こうした悪い出来事は願望実現のプロセスでよく起きる自然な現象なんです。

1. なぜ「悪い出来事」が起きるのか?──心理学が示す変化の揺り戻し

人は変化を嫌う生き物です。
心理学では現状維持バイアスと呼ばれ、今の環境に留まりたがる心のクセです。

新しい願望に向かうとき、心の奥では
「いつも通りの生活に戻りたい
という力が働きます。

この時期に起こるトラブルは、しばしば揺り戻しとして現れます。

行動経済学者のダニエル・カーネマンも「人は損失(変化)を避けようとするとき、合理的でなくなる」と指摘しています。

つまり、願望実現に向かうときほど、
悪い出来事のように見える変化が起きやすいのです。

2. SNSでも話題の「アンラーニング現象」

最近XYouTubeでもよく話題になるのが、「アンラーニング」という言葉です。
古い価値観や習慣が壊れる時、いったん混乱が起こるという考え方です。

新しい自分になるには
古い自分を手放す必要がある。

でも手放す瞬間って、ちょっと痛いんですよね。
まるで、抜けかけの乳歯みたいにグラグラする時期がある。

その違和感こそが、前進のサインなんです。

3. 哲学が教える「逆境の意味」

ギリシャ哲学のストア派は、逆境についてこう語っています。

「障害そのものが、道になる」

願望を邪魔しているように見える出来事が、
実はあなたを次のステージへ押し上げる階段になっている、という考えです。

のりんこさんの読者にも、
「なぜか会社で嫌な人ばかり引き寄せる」
「仕事で想定外の問題が起こる」
そんな悩みが多いと思います。

でも、それは今の居場所にもう学びがないというサインかもしれません。

4. 私の体験──リストラは最悪の始まりではなく最高の始まりだった

昔の私は、独立したいと思いながらも、仕事の忙しさを言い訳に動けませんでした。

「いつか時間ができたら、何か始めよう」
そう言いながら、何年も同じ毎日を繰り返していました。

そんな時、突然リストラの話がきました。

正直、心の底から落ちました。
「願望実現どころか地獄の入口じゃん
そう思ったほどです。

でも落ち込みきったある夜、ふと気づいたのです。

ああ、これは宇宙の後押しなんだ
動かない私を無理やり動かすための出来事なんだと。

そこから私は初めて本気で動き始め、
ブログを書き、学び、人とつながり、
少しずつ未来が変わりました。

振り返ると、リストラがなければ私は今も同じ場所にいました。
あれは「悪い出来事」ではなく「押し出してくれた風」だったのです。

5. 願望実現は直線じゃない。むしろ山道です

願いが叶うプロセスは、いつも曲がりくねっています。
途中で石につまずくし、雨も降る。

でも、その寄り道ひとつひとつが
あなたの心を強くし、視野を広げ、
叶う自分へ近づけてくれます。

SNSでもよく見かけますよね。
「人生が好転する前に、必ず揺れが来る」
という投稿。

あれは本当に真理です。

6. まとめ──悪い出来事は「破壊」じゃなく「準備」です

もし今、あなたの身に良くないことが起きているのなら、
それは決して「終わり」のサインではありません。

むしろ、

あなたの願望を叶えるための、最初の準備

なのかもしれません。

あなたの世界は、静かに整えられていく。
まるで夜明け前の空が、何も言わずに色づいていくように。

どうか今起きている出来事を、
少しだけ優しい目で受け取ってみてください。

あなたは遠回りしているように見えて、
実はまっすぐ願望に向かっています。

今日もあなたの光は、静かに世界を照らしています。
安心して、進んでください。

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  • この記事を書いた人

上昇亭のりんこ(管理者)

職場に馴染めない、パワハラ遭遇→うつ病 、左遷、頑張っているのに低評価→うつ再発、そして退職勧奨を受け退職。サラリーマンであれば絶対体験したくないことをほぼコンプリートさせていただきました。それでも独りひっそりビジネスで再起を図っています。

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